花粉症・通年性アレルギー性鼻炎の特別な治療

花粉症・通年性アレルギー性鼻炎の特別な治療

1. 減感作治療

2022年1月31日をもちまして、減感作療法の新規受付を終了いたしました。ご了承くださいますようよろしくお願いいたします。

ハウスダスト、ダニ、スギ、ブタクサなどのアレルギーに対してそれぞれの原因物質のエキスを薄い濃度で低容量から皮下に注射していき、(皮膚の反応を見て)至適濃度、容量に達したところで月に一回、定期的に皮下注射をしていく治療です。即効性はありませんので、3年以上続けて行い、効果の発現をみていきます。月に一度の来院で皮下注射を受け、帰宅してからは何の制限もありません。そうした気軽さがあります。ただアレルギーの原因物質を体に取り込むため、アナフィラキシーショックなどの副作用の出現の可能性があります。医師が濃度と容量の管理をしており、注射後一定時間、院内でお待ちいただき、副作用の出現がないことを確認してから帰宅していただいておりますので安心です。

減感作療法でよくある質問
減感作療法(げんかんさりょうほう)とは?
抗原エキス(花粉やハウスダストなど)を少しずつ濃度や量を上げながら、何度も皮下注射をしてアレルギー反応(感作)を減らす方法です。
内服薬等で症状を抑える対症療法ではなく、現時点においてアレルギーの反応性を取り除く唯一の根本治療です。
皮下注射はどのようなものですか?
腕に皮下注射を打ち、診察室で5分、待合室で20分お待ちいただきます。
その後、院長が注射のあとの腕の状態を診察して、終わりになります。
抗原エキスの種類は?
当院では、スギのほかブタクサ、ハウスダスト、ダニ、カンジダなどの減感作治療が出来ます。
どのくらいの間隔で注射しますか?
最初の2か月間は、2週に1回の注射からはじめ、その後は月に1回通院します。効果の発現のために3年以上続ける必要があります。
何才から治療できますか?
身体の大きくなる中学生からとなります。
治療費はどれくらいですか?
健康保険が適用可能なため、自己負担額は1回数百円~1,500円程度です。
いつからはじめられますか?
いつからでもはじめられます。初回に皮内テストをおこないます。詳しくは、受付にてお尋ねください。

2. 舌下免疫療法

はじめての方が舌下免疫療法を開始出来る時期となりました。

舌下免疫療法は、スギ花粉症やダニによるアレルギー性鼻炎に高い効果が期待できる治療法です。
アレルギーの原因であるアレルゲンを少量から舌の下に投与することで、身体をアレルゲンに慣らし、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ等の症状を和らげ、根本的な体質改善や完治の可能性がある治療法です。以前は、免疫療法といえば注射による皮下免疫療法(減感作療法)が一般的でしたが、近年はより安全で自宅で行なう手軽な舌下免疫療法が主流となってきました。

舌下免疫療法とは ~概要~

対象の方:
スギ花粉症、またはダニに対するアレルギー性鼻炎の患者様(アレルゲンはスギ・ダニのみ
治療開始の時期を2か月空け、2種類両方の治療も可能です。

対象年齢:
当院では5歳以上65歳未満としています。

治療の開始時期:
当院では6月~11月末までの治療開始をしています。(ダニの方は通年開始可能
春のスギ花粉飛散が終了し、次の花粉症シーズンの前までです。

治療期間:
最短でも3年の長期にわたって毎日継続する根気と理解が必要です。(3年~5年を推奨)

方法:
一日一回、口の中で溶けるラムネのような治療薬(口腔内崩壊薬)を舌の下におき、約1分間保持しその後、飲み込みます。そのあと5分間はうがい、飲食を控えてください。
また投与前後2時間は入浴、飲酒、激しい運動を避けてください。

副作用:
口内炎、舌の腫れ、口腔内の腫れ・かゆみ、刺激感、不快感、唇の腫れ、のどや耳のかゆみ等が、まれに出現します。

アナフィラキシー(副作用より強いもの):
じんましん、おう吐、咳や呼吸器症状、意識混濁等が非常にまれですが出現します。

費用:
保険3割負担で血液検査を含む初回は5,000円程度、それ以降は一回1,000円程度です。
お薬代は、調剤薬局にて別途料金が必要です。

治療開始の出来ない方:
重篤な喘息の方、重篤な全身疾患のある方、ステロイド内服中の方、降圧剤内服中の方、抗うつ薬や抗不安薬を内服中の方、注射や食物でアレルギーを起こしたことがある方、口内炎や抜歯直後など口腔内に異常のある方、歯科治療中の方は治療中断を要相談、妊娠中や授乳中の方

舌下免疫療法開始から治療の流れ ~スケジュール~

①初回の受診

問診や同意書の記入、血液検査(特異的IgE抗体検査)のため採血、他院で血液検査をされた方は、初回に検査結果(2年以内有効)をお持ちください。


②1~4週後に再度受診

血液検査の結果、スギまたはダニアレルギーと確定診断を受けた上で、医師が舌下免疫療法が可能だと判断した場合、医師・看護師の指導・管理の下、治療薬の初回投与を行ない30分間院内で安静に過ごします。
体調に変化がないことを確認した上で診察終了


③翌日~1週間、自宅での服用

初回の治療薬投与で口の中の腫れやのどのかゆみ・違和感などの副作用がなければ、自宅で1週間の服用開始


④1週間後、再度受診

アレルゲンを増量し、院内で投与、30分間の安静後、体調に変化がないことを確認し診察終了


⑤翌日~自宅での服用開始

増量による副作用が出現しなければ、自宅で30日間の服用開始


⑥定期的な受診

以後は30日または、60日ごとの定期受診で問題がないか確認しながら、3年~5年をかけ治療をすすめていきます。

さいごに ~まとめ~

舌下免疫療法は約3年かけて行ない、完治が期待できる唯一の治療法です。
1年目で効果を感じられる方もいらっしゃれば、数カ月後、2~3年後等タイミングは人それぞれです。
焦らず根気よく治療を続けることが何よりも重要です。治療期間は長くかかりますが、症状が重く日々の生活にまで大きく影響している方は試してみる価値があります。今までの統計では、およそ80%の方は効果を感じ、そのうち約30%の方は内服薬が不要になり、QOL(生活の質)の改善を実感されています。一方20%程度の方は効果が感じられないこともあります。
医師とよく相談しながら治療をすすめ、疑問があればお尋ねください
日本耳鼻咽喉科学会の定める講習会を受講し、製薬会社の試験に合格し認定を受けた医師のみが、処方出来ます。最寄りの医院は鳥居製薬のHPで検索可能です。もちろん当院でも、ご相談や処方が出来ます。

3. レーザー治療

レーザー治療は中学生以上の方が対象です。
初めての方は、レーザー治療の効果が十分期待できるかを判断するため、一度受診をしていただいてから予約をお取りします。二回目以降の方は、お電話で予約がお取りできます。
(前回のレーザー治療が令和3年7月以前の方は、一度受診をお願いいたします)

アレルギー性鼻炎のためのレーザー治療のご案内

春のスギ花粉症のためのレーザー治療について、秋~冬の好適期となりました。
2023年春に向けて、以下のようにご案内申し上げます。
レーザー治療により、鼻づまり、鼻水がかなり軽減されます。
鼻の状態を拝見し十分レーザーの効果が期待出来るかの判断をいたしますので、初めての方は、一度受診していただいてからご予約をお取りします。

予約受付開始 2022年9月16日(金)
実施時期 2022年10月1日(土)~年内最終12月17日(土)
2023年1月13日(金)~1月28日(土)
料金 保険適用で1万円程度の自己負担額
治療時間 火・金曜の11時、土曜12時(変更になる場合もありますのでお問合せください)
各回1名の予約制です。
またこの度治療の前に新型コロナウイルス抗原検査を受けていただくことになりました。検査の結果、陰性を確認後、治療を実施いたします。
抗原検査は院内で行ない、レーザー治療(保険適用)の費用とは別に、2,500円(自費、税込)を頂戴いたします。ご理解いただけますようどうぞよろしくお願いいたします。
受付、診察、抗原検査、判定待機、結果診断、麻酔、レーザー治療の流れで実施します。
お帰りまで1時間半程度のご予定をお願いいたします。

アレルギー性鼻炎・花粉症は現在のところ短期間に根本的効果のあがる治療はなく、対症的治療に終始している場合が多いのが現状です。症状に応じて内服薬、外用薬を増減して処方され、いつまでたっても薬がきれない、あるいは薬は使ってみるがすっきりしないそんな患者様が多くいらっしゃいます。そのような患者様に近年レーザーによる治療がなされるようになってきました。 完全に症状をなくすことはできませんが、鼻閉については軽い薬のみの使用や、薬を使用しなくても済むようになります。
左右両鼻、一度に治療を行います。アレルギーを生じる鼻粘膜が剥げて落ち着いてくるまで2週間程度かかります。安定した状態となるのが、ほぼ4週間後です。はじめの7日間は鼻汁や鼻血が出て鼻のつまることが多いです。
治療方法は局所麻酔薬を染み込ませたガーゼを鼻の中に入れ、20分間そのままにして麻酔した後、鼻の中の下鼻甲介というひだにレーザーを照射します。片側5分~7分です。
レザック社のCO2-25という炭酸ガスレーザーの器械を使用します。
3~4Wで0.5秒の断続照射を数十回繰り返し粘膜の凝固、変性をします。ほとんど痛みはありませんが、麻酔の際のガーゼを入れる時少し痛みがあります。
効果は平均すると6ヶ月から1年ですが、患者様によってはまったく効果が発現しない場合もあります。保険適応され、両側で10,000円程です。

アレルギー性鼻炎・スギ花粉症レーザー治療でよくある質問
いつ頃に、レーザー治療を受けたらいいですか?
通年性アレルギー性鼻炎(ハウスダスト、ダニ)の場合はいつでもよいですが、
春のスギ花粉症の場合は、
・症状が出ている時期は避けた方がよい
・レーザーの有効期間が平均で1年
・レーザー治療の効果がでるまで2~4週間程度かかる
以上のことから10月から1月頃がよいとされています。
どんな症状によく効きますか?
鼻水、くしゃみにも有効ですが、鼻づまりには特に有効です。
マスクを手放す事ができるようになり、集中力も上がり、お薬が減らせ、QOL(生活の質)が大幅にアップすることが期待できます。
どんな治療ですか?
どのくらい時間がかかりますか?
(1)局所麻酔薬のついたガーゼを鼻腔内につめて、表面粘膜の麻酔をします。
(2)ガーゼを取り出し、レーザー装置で鼻腔内粘膜を蒸散する。

(1)の所要時間は20~30分、(2)には5~10分位。すぐにお帰りになれます。
痛くないですか?
麻酔の効きにくい鼻腔後方で痛みのある場合がありますが、さほど強い痛みは出ません。
何才くらいから治療を受けられますか?
鼻腔が広くないとできませんので、中学1年生以上の方からです。
費用はどのくらいですか?
保険が適用可能ですので、両鼻腔で10,000円位です。
すぐに治療できますか?
レーザー治療に適応しているか、また十分に効果が得られるかどうか、鼻の状態を見せていただきたいので、一度受診をお願いしております。
事前の院長の説明もお聞きになり、その後ご都合に合わせてご予約下さい。

4. サージトロン手術

サージトロンとは最新式の高周波ラジオ波メスで、切開、凝固する器械です。手術で使用される電気メスと違い、はるかに高い周波数により皮膚や粘膜を切開し、深部を凝固できます。周波数が高いので目的の部分だけをピンポイントに切開、凝固できるため、痛みや出血を極力抑えることが出来ます。これを応用し鼓膜切開、鼻出血の凝固止血、下鼻甲介焼灼に使用します。アレルギー性鼻炎や花粉症の治療のため下鼻甲介が肥大している場合、下鼻甲介粘膜に電極を刺入し通電します。これにより粘膜深部に組織変性が生じ、粘膜の厚みが減少して鼻腔が広がり鼻閉が大きく改善します。 一時的に、手術後、粘膜が反応性に腫大し鼻閉がかえってひどくなりますが、数日で効果が出てきます。
レーザー治療が向いている方と、サージトロン手術が向いている方がいらっしゃいます。 レーザー治療をしてみたけれど、期待したほどの効果がない方はサージトロン手術を試してみる価値があると思われます。

医院概要

概要

医院名 医療法人社団 泰陽会
本八幡耳鼻咽喉科
住所 〒272-0023
千葉県市川市南八幡5-10-4 1F
行徳街道沿い、1階隣はマツモトキヨシ調剤薬局様
電話番号 047-378-8711(ハナイイ)
最寄り駅 JR総武線 本八幡駅南口より徒歩2分
都営新宿線 本八幡駅より徒歩3分
京成本線 京成八幡駅より徒歩5分
駐輪スペース 20台分あり
駐車場 ハローワーク隣の「三井のリパーク」南八幡5丁目第3駐車場の駐車補助券をお渡しします。
パーキング後、駐車券をお取りになり、受診の際にクリニック受付にお持ちください。
お支払い方法 当院では、現金のみご利用になれます。
・クレジットカード
・電子マネー
・QRコード決済
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ご不便をおかけいたしますが、どうぞご了承くださいませ。
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